四番 金 田 輝 子 君 一四番 蔵 園 晴 美 君
五番 中 山 義 彦 君 一五番 栗 下 政 雄 君
六番
遠目塚 文 美 君
七番 小 東 和 文 君
八番 田 口 正 英 君
九番 松 窪 ミツエ 君
欠席議員(一名)
一二番 西 原 義 文 君
議会事務局職員出席者
事務局長 山 口 忍 君
議事運営係 遊 木 凡 子 君
事務局次長 塚 田 和 孝 君
議事運営係長 鶴 田 淳一郎 君
地方自治法第一二一条による説明のための出席を求められた者
市長 村 岡 隆 明 君
観光商工課長 吉 留 伸 也 君
副市長 杉 元 真 一 君
福祉課長 黒 木 良 二 君
教育長 永 山 新 一 君
こども課長 永 田 祐 雄 君
総務課長 谷 元 靖 彦 君
健康保険課長補佐 西 峯 由 美 君
企画課長 黒 松 裕 貴 君
介護保険課長 後 藤 一 憲 君
財政課長 宮 浦 浩 二 君
水道課長 馬越脇 浩 君
建設課長 森 隆 秀 君
市立病院事務長 藺牟田 順 子 君
農林整備課長 栗 下 徹 君
財産管理課長 有 村 充 君
畜産農政課長 川 越 政 文 君
企業立地課長 松 葉 洋 之 君
学校教育課長 白 濱 美保子 君 基地・
防災対策課長 外 赤 裕 二 君
社会教育課長 領 家 修 司 君
開議 午前 十時 〇分
○議長(
北園一正君) ただいまの
出席議員は十四名で定足数に達しております。
報告します。
西原義文議員より、本日の会議に欠席する旨の届出がありますので、報告いたします。
これより直ちに本日の会議を開きます。
本日の会議は、議席に配付いたしております
議事日程第二号によって進めます。
これより、本日の日程に入ります。
日程第一、報告第十七
号令和元
年度えびの市
健全化判断比率について、報告第十八
号令和元
年度えびの市
資金不足比率について及び議案第四十九
号えびの市
名誉市民の称号を贈ることについてから、議案第六十五
号令和二
年度えびの市
病院事業会計予算の補正(第二号)についてまで、及び認定第一
号令和元
年度えびの市
一般会計歳入歳出決算の認定についてから、認定第七
号令和元
年度えびの市
病院事業会計決算の認定についてまで、以上
一括議題といたします。
これより質疑に入ります。
なお、質疑につきましては、
会議規則により、自己の意見を述べることはできない、また、申し合わせにより、自己の所属する
委員会の
所管事項に関する事項は自粛する。ただし、市長、副市長等の見解を求めるものは除くとなっておりますので、御了承願います。
質疑の通告がありますので、順次発言を許します。
まず、五番
中山義彦議員の発言を許します。
中山義彦議員。
○五番(
中山義彦君) お疲れさまでございます。
職員の皆様には
コロナ対応で日夜翻弄されております。また、七月
豪雨災害にも対応されながら、それぞれに各セクションで頑張っておられると推察いたしております。誠に御苦労さまです。
では、早速質疑に入らせていただきます。
質疑項目としては、議案第五十二
号財産の処分について、議案第五十三
号動産の買入れについて、議案第五十九
号令和二
年度えびの市
一般会計予算の補正(第十一号)について、認定第六
号令和元
年度えびの市
水道事業会計決算の認定について、認定第七
号令和元
年度えびの市
病院事業会計決算の認定についての五議案について質疑いたします。
なお、議案第五十九号につきましては、
予算審査特別委員会に付託されておりますので、市長の見解を伺います。
まず、議案第五十二号ですが、財産の処分について、これは令和二年九月一日提出されました九月
定例会提出議案を見ていただきたいと思いますので、この中で質問させていただきます。
議案第五十二
号財産の処分についての中で、次のとおり財産を譲渡するという項目の中で、二番目が
譲渡方法が書いてありますけれども、これは旧
畜産基地施設を無償譲渡するという内容になっております。そのために、施設の改修、
リフォーム等はどうされるのか、まずこの点からお聞きします。
○
財産管理課長(有村 充君)
高野自治会のほうに無償譲渡した後には、
自治会のほうで管理をしていくということになっております。
○五番(
中山義彦君) 今の御回答であれば、今の状態で無償譲渡して、今後は施設の改修、
リフォーム等々については、地元で行うということでよろしいですか。
○
財産管理課長(有村 充君) 議員おっしゃるとおりでございます。
○五番(
中山義彦君) 特にあれですが、参考までに。この譲渡を受けた後の
利用目的は、どういうふうに聞かれていますか。それと土地の管理、所有、これについてはどういうふうになっていますか。
○
財産管理課長(有村 充君) まず、譲渡の目的といたしましては、
高野自治会の
自治会活動の充実を図るということが目的となっております。また、土地に関しましては、
無償貸付により、建物と一体として
高野自治会のほうで管理をしていくということになっております。
○五番(
中山義彦君) そうすると、土地の
所有権は
自治会に移るんですか。
○
財産管理課長(有村 充君)
無償貸付といたしますので、土地の
所有権に関しましては、
えびの市のままということになります。
○五番(
中山義彦君) 土地は市の所有ということで了解いたしました。
次に、議案第五十三
号動産の買入れについて、これは令和二年、同じように九月一日提出していただきました同じ書類を見ていただきたいのですが、議案第五十三号ですね。
これの二ページ目に、別紙がありますけれども、買入れ台数千四百二十三台ということで、この予算を割りますと、一台平均約四万五千円ということになっていくわけですが、これの契約先ですね。
株式会社学教となっていますけれども、これの選定について、相見積り等々、どういったことでこの選定をされたのか、その経過について御説明をお願いいたします。
○
学校教育課長(
白濱美保子君) 今回のこの動産の買入れにつきましては、
プロポーザルにおいて選定をいたしました。金額としましては、国の
補助金の限度額、一台につき四万五千円ということで、それにつきまして提案をいただいて、選定をするという方法での実施でございます。
プロポーザルをする際に、指名型の
プロポーザルということで、本市で実績がある
事業所、または
市内事業所を対象として、パソコン及びソフトウエアを業種とする
事業者の中から選定をしたところでございます。
○五番(
中山義彦君)
指名型プロポーザル方式という
入札方式であるんですけれども、何者だったんですか。
○
学校教育課長(
白濱美保子君)
プロポーザルの
参加通知を六者にいたしましたが、辞退及び
参加表明がなかったということで、実際に
プロポーザルの
参加表明があったのは一者でございます。
○五番(
中山義彦君) この方式で六者募集したんだけれども、一者しかなかったということで理解しておきます。
次に、議案第五十九
号令和二
年度えびの市
一般会計予算の補正(第十一号)について、繰り返し申し上げますけれども、これは
所管事項ですので、市長の見解を伺います。
まず、一つ目が、
補正予算書の三十五ページ、三款、民生費、二項、
児童福祉費、〇〇八、
新型コロナウイルス感染症対策費ですが、
事業説明書の六ページでお聞きしたいと思います。
六ページの上段に説明が載っているわけですけれども。この事業は、これは国の令和二年度二次
補正予算コロナ緊急支援交付金二百三十五億円に関連したものであると理解しておりますが、その中の一つである
備品購入と
施設職員が事業を継続するための経費、一
施設当たり五十万円が今回予算として上程されたということだと思います。
ただし、同じ交付金の中に、別途項目として
感染防止のための
相談支援事業が補助としてあります。これは一
自治体当たり五百五十九万九千円以内という
補助金ですけれども、関連としてお聞きしますけれども、この
相談支援事業を活用することは考えられなかったでしょうか。市長に伺います。
○市長(
村岡隆明君) 議員おっしゃったような国の施策に準じて取り組んでいるものでございますが、特段、相談の予算というのは今回計上はしていないところでございます。
○五番(
中山義彦君) 今、私が申し上げました
関連予算については、一応完備されているというか、今、それを活用する必要はないと判断されたということでよろしいのでしょうか。もう一回お聞きします。
○市長(
村岡隆明君) 国の
予算等を活用して、必要なものを予算化したということでございますので、相談に関しては当然現在でも
こども課等でも行っておりますので、今回提案させていただいた部分で効果があると判断しているところでございます。
○五番(
中山義彦君) 了解いたしました。
二番目ですけれども、
補正予算書の四十九ページ、
商工振興費、〇〇九、
プレミアム付商品券の項目ですが、これも
事業説明書の十三ページに記載されておりますので、この
事業説明書の中身についてお聞きします。
購入対象者として、八月販売の
プレミアム付商品券購入者については、今回
対象外とされていますけれども、市長として
対象外とした理由は何かありますか。
○市長(
村岡隆明君) 基本的に、目的といたしましては、市内の
商工業者の
活性化ということが大きな目的ではございますが、前回の
プレミアム付商品券の発行の際に、非常に応募者が多かったということで、市民の皆様方のほうからも、公平な
市民サービス提供をというようなお声もありましたので、今回、こういった判断をさせていただいたところでございます。
○五番(
中山義彦君) 前回の
プレミアム付商品券を鑑みながら、今回の
商品券の発行の方法を決めたということで、これについては市民への
公平性を保つためということですが、この内容で、市長としては市民への
公平性が保たれると思っておられますか。保たれるか保たれないか、それで結構です。
○市長(
村岡隆明君) これでも、当然
市民全員に行き渡るわけでございませんので、そういった観点からすると、市単独の一万円のような
公平性というのはないと思っておりますが、地域の
活性化には十分寄与できると考えております。
○五番(
中山義彦君) 同議案の三番目なんですけれども、
補正予算書で行きますと、最後のページの六十九ページ、
地方債の調書の中でお聞きします。
地方債の二〇一八年、二〇一九年の現在高、それから二〇二〇年の見込みが数字として
上昇傾向にあります。予算時と現在
高見込みのこの調書との数字を比較すると、二〇一八年では、予算に対して一千五百万円数字としては減っておる、二〇一九年度では、一億五千万円減っておるということですが、二〇二〇年には、この内訳見れば分かるように、土木、
災害復旧費あたりが大幅にふえたのが要因と思いますけれども、プラス三・二億円ふえておるということですが、この内容は別にして、臨財債が減少しているのに、全体額の
右肩上がりというのは、財政が厳しくなる中で問題と私は思います。
この
地方債がふえていることについて、市長はどのような見解を持っておられるか、御回答をお願いします。
○市長(
村岡隆明君) 当然、財政力、人口も含めて小さくなる中で、きちんとした
財政運営というのは非常に大事だと思っておりますが、過去の年度での大きな
財政出動、そういったものが当然後年度のこういったものにも影響を与えてきますので、しっかり単年度の収支だけではなくて、
地方債であったりとか償還のバランスであったりとか、ある程度、……決めながら
財政運営をしておりますので、今後とも、ある程度財政は安定しているとは思いますが、いろいろ今後大きな
財政出動も予想されてきておりますので、しっかり将来を見越した
財政運営ということは、常に
予算編成の中でも考えているところでございます。
○五番(
中山義彦君) これ以上は、この質疑ではちょっと質疑できないということですので、あとは
一般質問でお聞きしたいと思います。
次に、認定第六
号令和元
年度えびの市
水道事業会計決算の認定について、令和元
年度水道事業会計決算書の七ページ、及び
水道事業経営戦略、これは平成三十年から平成三十九年に、当初つくられたやつを一部修正されたやつが最終版になっておりますけれども、これにも照らしてお聞きしたいと思います。
平成二十八年から年度末
累計損益は、平成二十八年度では二千八十万円のまだ余剰がありました。平成二十九年度でも減っておるものの、五百六十四万円の余剰があっております。平成三十年度からは、細かい数字ですが二千三百一十六万円の欠損になっていると。令和元年度では、ここで示してありますように、八千七百三十六万円の欠損額、累計ですね。
経営戦略でも、平成二十九年度から赤字が継続するのだけれども、これについては
審議会あたりで協議して、まだ結論は出ていないと思うのだけれども、
方向性というか対策を考えていくということの回答でございました。
こういった
経営戦略も踏まえて、この
赤字解消をどのように考えておられるか、御回答をお願いします。
○
水道課長(
馬越脇浩君) 今の御質問に対して、まず、
経営戦略で表現しております
水道料金等審議会についてでございますが、現在におきましては、これはまだ設置しておりません。しかしながら、耐震性に対する対策、あるいは施設、設備の
経年劣化に対する更新などの財源を確保する必要がありますことから、
経営戦略の後期五か年ですが、これが令和五年度からが後期になります。この見直しに当たりまして、令和三年度以降に
水道料金改定の検討も含めた
市民参加型の
審議会設置を想定しておるところでございます。
そこで、またこの経営の収支の改善といたしまして、これまで申し上げておりますけれども、水道未
布設要綱を、対象とした未
布設地域の
水道管を布設することによって
給水人口の増を図る、あるいは来年まで事業を継続しますが、
大迫妙見地区簡易水道、ここに関しましても、現在の
簡易水道の
給水人口がそのまま市の水道へ移管することになりますので、収入増が図られます。それと現在の
産業団地が完成し、企業が進出してきた場合、その増収も確保できることとなりますので、そういったことも踏まえまして、先ほど申し上げました、今後設置を想定いたしております全般的な
審議会で、ここで検討していただくということを想定いたしております。
○五番(
中山義彦君) 令和三年度に
市民参加型の
審議会を設置して行うと、その一つとして、
産業団地に企業が入ってくるということで、これは
方向性を早い時点で出すと、市長の答弁でもありましたから、早い時点で結論が出るのでしょうけれども、担当課とよく協議されて、いつからどうなるのかと、
水道事業に対してそういった収益面でいつからそれが寄与できるかという
ところあたりをよく協議していただきたいと考えております。
次に、認定第七
号令和元
年度えびの市
病院事業会計決算の認定について、これは令和元
年度えびの市
病院事業会計決算書を見ていただきたいのですが。これの七ページの
損益計算書でお聞きしたいと思います。
この案件は、
一般質問でも項目を上げておりますので、詳しくは
一般質問でお聞きしたいと思うのですけれども、この
決算書と今までの過去、現在の推移をちょっとひもといていきますと、平成二十八年度以降では、単年度でも欠損が続いておるということで、特に平成三十年以降は、欠損金が年間六千万円を超過している状態です。
早く歯止めをかけないといけないと思いますが、
赤字解消について、国の方針もありますし、それから西諸の
調整会議等の内容も踏まえて、今後の対応を簡潔にお答えください。
○
市立病院事務長(
藺牟田順子君)
市立病院におきましては、国の
地域医療構想、宮崎県が策定いたしました宮崎県
地域医療構想との整合性を図り、西諸二次医療圏の医療に対応するために、総務省が示す新
公立病院改革ガイドラインに基づく新
えびの市立病院改革プランを策定いたしまして、その中で、
収益増についても検討をいたしたところでございます。
地域医療構想を踏まえた
えびの市立病院の果たす役割といたしまして、将来、西諸区域に
回復期の病床が不足するということで、当院におきましても、
回復期であります
地域包括ケア病床の設置を検討いたしまして、令和元年度から
地域包括ケア病床の稼働を始めたところでございます。
この
当該病床の運用が軌道に乗ることができれば、病床も視野に入れ、
収益増を目指したいところでございましたが、
当該病床へ入所をさせる患者については、
在宅復帰を見据えて選定しなければならず、
外来患者が少なければ
患者選定が大変困難な状況となるところでございます。
当該病床を安定して回転させていくためには、健診等による
外来患者の
新規獲得や
病病連携からの積極的な
患者受け入れなどにより、
当該病床に入所できる患者を切れ目なく選定できる
環境づくりや体制の構築を図っていかなければならないと考えております。
また、もう一つは、
赤字解消を目指すために
医師確保や
入院基本料のもう一つ上のランクを目指す取組もございますので、そういうことも視野に入れながら、
経営努力を重ねてまいりたいと思っております。
しかしながら、現在、
新型コロナウイルス感染症の発生により、全国的に医療を取り巻く環境が激変しておりますので、当院の運営の先行きも見通しがちょっと分からない状況にはなっているところです。
○五番(
中山義彦君) 御丁寧に御説明がありましたけれども、国の
公立病院構想、これが新聞にも載りましたですね。
一般質問でもしたと思いますけれど、こういった国の骨格をベースにして、県の構想、それから西諸
調整会議、こういったものの協議を踏まえた中での
市立病院の在り方ということになっていくでしょうから、今おっしゃったように、非常に厳しい、
新型コロナウイルス感染症による影響というのはあるのでしょうけれども、もう少し抜本的なやはり
公立病院の在り方というのを、今模索中でありましょうから、そこを検討して、どうするかということを結論づけていっていただきたいと思います。
以上、明快な回答をいただきました。以上で質疑を終わらせていただきます。
○議長(
北園一正君) 次に、六番
遠目塚文美議員の発言を許します。
遠目塚議員。
○六番(
遠目塚文美君) それでは、本
定例会に提案されております報告また
議案等より、今回は、報告第十七
号令和元
年度えびの市
健全化判断比率について、議案第四十九
号えびの市
名誉市民の称号を贈ることについて、議案第五十
号えびの市
名誉市民の称号を贈ることについて、議案第五十九
号令和二
年度えびの市
一般会計予算の補正(第十一号)について、認定第一
号令和元
年度えびの市
一般会計歳入歳出決算の認定について、以上五議案について質疑をさせていただきます。
初めに、議案第四十九
号えびの市
名誉市民の称号を贈ることについて、同名となりますが、議案第五十
号えびの市
名誉市民の称号を贈ることについて、数点お聞かせいただきたいと思います。
今回、
市制施行五十周年を記念して、
えびの市
名誉市民をお二方、予定者として今
定例会、議案として提出をいただいております。
松形祐堯氏、
黒木和雄氏、両名ともに大変御功績もあり異論があるものではございませんが、今回、審議ということにはなっておりますので、今回、どのような選定をなされたかなどを少しお伺いさせていただきたいと思います。
まずはどのような形で今回この
えびの市
名誉市民を選定されたのか、御答弁をお願いいたします。
○
企画課長(
黒松裕貴君) ただいまの議員の御質疑に対しまして御答弁申し上げます。
背景といたしまして、昭和六十二年に本条例の制定以来、
名誉市民は本市におきまして、該当者がいない状況でございました。本年
市制施行五十周年を迎えるに当たりまして、
名誉市民の
称号授与を計画いたしましたのがこの背景でございます。
そこで、本年五月十一日に
施行規則を制定いたしまして、協議の中で毎年表彰を行っております
市民表彰との差別化を図る必要から、
名誉市民につきましては、
市民表彰から格上の位置づけといたしまして、基準の中で「市外にも広く貢献した者であること」を設けさせていただきました。
市民からの公募ではなく、基準を満たす者を
市役所庁内から御推薦いただきまして、御推薦いただいたこのお二方につきまして選定をいたしまして、今回議会のほうに議案として上程をさせていただいた次第でございます。
○六番(
遠目塚文美君) 今回、公募という形ではなく、市庁舎内での推挙というところで認識いたしましたが、この両名以外にお名前が挙げられた候補者の方がいらっしゃったものなのかお尋ねをいたします。
○
企画課長(
黒松裕貴君) この両名以外でのお名前が挙がった方はいらっしゃらないところでございました。
○六番(
遠目塚文美君) 松形様、また黒木様、両名におかれましては、大変御功績もあります。できることなら、存命の間に
名誉市民というところの称号をお与えいただけるとよかったのかと思うのですが、実際に存命でいらっしゃる方で、選定で名前が挙げられる方などはいらっしゃらなかったものなのか、お考えをお示しお願いいたします。
○
企画課長(
黒松裕貴君) まず、この本条例は昭和六十年から三十年を超えまして、本市には一人も表彰はなかったということの重みがあったかと推測いたしておりますが、この二人以外はなかったところでございます。
○六番(
遠目塚文美君) 最後に、市長にお尋ねをいたします。今回、名誉ある
えびの市
名誉市民ということで、
松形祐堯氏、また
黒木和雄氏、今回、議会にて認定をされますと、五十周年の式典で表彰という形になるかと思いますが、今後も大変名誉ある賞でございます。どのように
えびの市
名誉市民表彰という形でとり行っていくものなのか、市長のお考えがあればお示しをお願いいたします。
○市長(
村岡隆明君)
市民表彰という形になりますと、随時、私たちが知らない活躍されている市民の方々も含めて公募をいただいて表彰ということになりますが、
名誉市民と、かなりの格があると私たちも認識しておりますので、今後のことをまだ考えておりませんが、恐らく十年、次の六十周年の
タイミングであったりとか、七十周年の
タイミングで、また選定して、議会のほうにお諮りするという形になるのではと思っております。
○六番(
遠目塚文美君) 以上で、両議案に対しての質疑は終了させていただきます。
次に、議案第五十九号に移らせていただきます。令和二
年度えびの市
一般会計予算の補正(第十一号)についてお尋ねをいたします。
なお、この議案に関しましては、特別
委員会に付託予定となっておりますので、基本的には市長、また内容によっては
教育長にもお尋ねをさせていただきたいものがございますので、御答弁をいただければ幸いでございます。
では、初めに、歳入の部分からお尋ねをさせていただきます。歳入に関しましては、担当課となるかもしれませんが、この後の事業費等々に関係してくるものでございますので、御答弁をいただければ幸いでございます。
まず、予算書十四ページ、十五ページです。十六款、県支出金、目五、商工費県
補助金、説明の欄で、稼ぐ観光地域づくり推進支援事業費県
補助金が八十八万円の計上がなされておりますが、この
補助金はどの事業に充てられるものなのか御説明をお願いいたします。
○
観光商工課長(吉留伸也君) 議員御質問の、稼ぐ観光地域づくり推進支援事業費県
補助金の八十八万円につきましては、当初予算の中の誘客事業として、プロモーション業務委託料を歳出として予算計上いたしておりましたけれども、当初の段階では市の単独事業として計画をいたしておりましたが、県のほうに該当する事業等がございましたので、今年二月中から県のほうにも要望活動いたしておりまして、最終的に、県のほうから決定をいただいて、今回、歳入としてこの事業に充てるところでございます。
○六番(
遠目塚文美君) もう一点、歳入の部分で、ページが飛びます十八ページ、十九ページとなります。十八ページの二十一款、諸収入、五項、雑入、目二、雑入の説明欄、中ほどになりますが、国立公園利用拠点滞在環境等上質化事業助成金、減額の四千六百一十一万八千円となっております。多額の減額となりますが、この減額になった理由、また、どのような事業に計上されていたものかお示しをお願いいたします。
○
観光商工課長(吉留伸也君) 十九ページのほうに記載のございます商工費雑入の国立公園利用拠点滞在環境等上質化事業助成金でございますけれども、この事業につきましては、足湯の駅
えびの高原の改修のための事業として、国からの予算の補助をお願いしていたところですけれども、新たな年度になりまして、事業の中身で対象にならない工事等が出てきたこともございまして、全体的には九千万円近い工事等になりますけれども、そのうちの一千万円以上の事業が対象にならないということもございましたので、国あるいは県とも協議をいたしまして、先ほどの十五ページの中にございます観光費県
補助金の中の自然公園等総合整備事業費県
補助金のほうに財源を変えまして、今回取り組むところでございます。
○六番(
遠目塚文美君) では、歳出のほうに移らせていただきます。
予算書四十四ページから四十五ページとなります。六款、農林水産業費、一項、農業費、目五、農地費、説明欄が一番下段です、〇〇五、農業用施設維持費、工事請負費で二百六十六万六千円となっております。
この件に関しましては、予算説明書の十ページの下段に説明がありますが、今回、豪雨等の被害、影響により、川内川が越水し、市道の通行が困難になった際、市営飯野団地入居者の避難通路を確保するための農道を整備するものと記載してございます。
市長にお尋ねをさせていただきますが、今回、地域一帯大変な被害に遭われた麓地区だと認識しております。市長への要望等もあったかと思いますが、今回この計上となった市長のお考え、また、このような形の対応をとられるということの全般的な市長のお考えをお示しいただきたいと思います。
○市長(
村岡隆明君) まずは、市が管理している市営住宅に関する部分だということと、当然、なかなか今回の越水等に関しましても、局地的な災害発生というのがなかなか市役所のほうで感知ができないということもございまして、地元の皆さん方がなるたけ早い
タイミングで判断して避難をしていただくということに尽きると思っておりますが、現市営住宅が一番最初につかるところが通常の車の移動の経路になっておりますので、それと逆側にやはり高い高台をつくることと、それから先に避難ができると、裏の方向になりますけれども、そういったことを確保することで、ぎりぎりに気がつかれても、ある程度避難ができるのではないかということで、被害が少なくできるのではないかということで、今回予算を計上させてもらったところでございます。
○六番(
遠目塚文美君) では、次に、予算書五十ページから五十一ページ、七款、商工費、一項、商工費、目三、観光費、説明欄の〇一〇、
新型コロナウイルス感染症対策費の中で、サイクリングキャンペーン運営委託料が三百一十三万五千円計上されております。
この件に関しましては、説明書の十四ページの上段に記載がございます。事業名としては、
新型コロナウイルス感染症対策費ということで、
新型コロナウイルス感染症とともに新たな生活様式というところで、
えびの市にとっての観光の一助となるようということで理解はしているところですが、これも市長にお尋ねをさせていただきます。
なかなか厳しい現状の中で観光を進めていくわけですが、今回この予算を計上された市長のお考え、また、今後
えびの市の観光について含めてお答えをいただけますと幸いでございます。
○市長(
村岡隆明君) もともと自転車を活用した新たなサイクリング観光というのは計画しておったわけでございますが、今回、新型コロナウイルスの感染症対策事業という形でも取り組めるということでございましたので、こちらのほうの事業という形で予算組みを計上させていただいたところでございます。
ピンチをチャンスにするためにも、しっかり実効性のあるものにしていきたいと思っております。
○六番(
遠目塚文美君) 次に移らせていただきます。
予算書五十六ページ、五十七ページ、また、予算書五十八ページ、五十九ページにも同事業費がございますが、十款、教育費、二項、小学校費、二、小学校教育振興費、説明欄の〇〇三、
新型コロナウイルス感染症対策費九十一万四千円、また、五十九ページの中ほどにも同様の修学旅行キャンセル料等保護者負担金支援
補助金一百五十九万三千円と計上がございます。
この件に関しましては、予算説明書の中にも記載がございます。詳しく説明はあるところでございますが、
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、本来予定していた修学旅行がなかなか行えない実態を鑑みての予算計上だと思います。
教育長にお尋ねをさせていただきますが、まず、市としてこの修学旅行に対しての実施の有無と、どのような形でお決めになっていらっしゃるものかお示しをお願いいたします。
○
教育長(永山新一君) 市内の小中学校の修学旅行に関しましては、もう校長会と教育
委員会が協議を進めてまいっております。県のほうからも示しておりますように、県内修学旅行もあるのですが、やはり小学校におきましては、これまで鹿児島への修学旅行、それから中学校におきましては、関西方面への修学旅行ということで、それぞれ伝統的になっているところがございます。子どもたちのやはり集団的なものを学ぶ、それからその地域に行って体験をしていくというのは非常に重要なことであります。ただ、この感染症拡大等もありますので、いろいろな情報を集めながら、現在検討をしているところでございます。
○六番(
遠目塚文美君) 今回計上されている内容を見ますと、予定どおり、行き先などは変更はあるものの、実施する上での予算計上と見受けられますが、キャンセル等ということではなく、そのようなことで理解してよろしいでしょうか。
○
教育長(永山新一君) キャンセル料ということになりますので、実際、子どもたちが感染拡大等によりまして行けない状況が発生する、そのときにはやはり修学旅行出発前までのある一定期間でキャンセル料がそれぞれ割合が発生しますので、行けなかったという状況、それといろいろ判断に非常に困りますので、ぎりぎりまで判断をすると、そういった場合にキャンセル料が若干発生するということで、そういう計上ということになります。
○六番(
遠目塚文美君) この件に関して市長にお尋ねをさせていただきます。もしもというときに、キャンセルということもやむを得ない事情も出てくるかと思いますが、そうなりますと、保護者の負担というのもまたかなり出てくるものでございます。その件に関しまして、市長、この修学旅行というものに関して、どのような市のお考えをお持ちなのか、最後にお尋ねをさせていただきます。
○市長(
村岡隆明君) 今、
教育長が答弁いたしましたとおり、ぎりぎりまで修学旅行をやるということで調整はされていると思いますけれども、いざキャンセルとなったときに、修学旅行にも行けずに負担も出てくるということですので、そういった心配がないようにということで、教育
委員会のほうから予算要求もございましたので、そういった負担がないように予算計上をさせていただいたところでございます。
○六番(
遠目塚文美君) 予算最後に、もう一点お尋ねをさせていただきます。
こちらは、予算説明書のほうでお尋ねをいたしますが、二十三ページ、債務負担行為の補正の追加分についてお尋ねをさせていただきます。
事項としましては、日章学園九州国際高等学校生徒寮費助成事業となっております。説明欄にも詳細については概要をお書きいただいているところではございますが、この対象となりますのは、今現在入寮されていらっしゃる中国からの留学生は今現在いらっしゃらないと思いますが、留学生も対象となっているものなのか、どのような方を対象にされているものなのか、まずお尋ねをさせてください。
○市長(
村岡隆明君) 対象になっておるのは、今度の四月から入学してくる日本人の生徒が対象でございます。
○六番(
遠目塚文美君) 今回、この予算計上となった何か市長への要望等々があったものかお尋ねをさせていただきます。
○市長(
村岡隆明君)
一般質問等でも答弁をさせていただいておりますが、理事長先生が直接来られて、実情をお話をいただいたところでございます。
当然、今年
新型コロナウイルス感染症の影響で、中国からの留学生も来ていないという状況でございますが、日本人の生徒の確保も何とか進めていきたいということで、多岐にわたる要望がございましたけれども、その中で、新年度、今の
タイミングで予算化しないと、来年の入学に向けたコマーシャル等もできないということもございまして、この
タイミングで寮の助成について上げさせていただいたところでございます。
○六番(
遠目塚文美君) 助成というところで上っておりますので、事業の詳細についてはここに記載がないところでございますが、こちらは
予算審査特別委員会も設置されますので、そちらのほうで委員より担当課のほうに質疑があるかと思っております。
以上で議案第五十九
号令和二
年度えびの市
一般会計予算の補正(第十一号)については閉めさせていただきます。
次に、認定第一
号令和元
年度えびの市
一般会計歳入歳出決算の認定についてお尋ねをさせていただきます。なお、この議案の後に、後に回しておりましたが、報告第十九
号令和元
年度えびの市
健全化判断比率についてもあわせて質疑をさせていただきます。
決算書においては、主要な施策の成果に関する説明書のほうでお尋ねをさせていただきます。
まず初めに、七ページ、心のふるさと寄附金推進事業費についてお尋ねをさせていただきます。
執行率九一・七%ということで、前年度と比べますと、寄附件数等々も詳細については記載がされているところでございます。このふるさと寄附金に関しましては、市の大変重要な財源確保の一助となるものでございますが、市長、このふるさと寄附金に対しまして、決算を受け、現在も進行中のものでございますが、来年度の予算も編成されるところでございます。どのようにお考えなものなのか、お示しをお願いいたします。
○市長(
村岡隆明君) 非常に
えびの市にとりましても、財源の意味でもPRの意味でも重要な施策だと思っております。制度等が変わる中で、一時寄附金額が下がった部分もございましたが、
新型コロナウイルス感染症の影響もありまして、今年はある程度好調な部分もございますし、地場産業の育成、それからPRにもつながっていきますので、しっかり新たな情報を発信しながら、新たな民間
事業者もふやしながら、常に
活性化しているというような情報を伝えていくということが大事だと思っておりますので、決算の中身等もしっかり反映しながら、新年度も取り組んでいきたいと思っているところでございます。
○六番(
遠目塚文美君) 次に、十五ページ、事業名、男女共同参画行政事業についてお尋ねをいたします。
執行率が約半分ほどの五六・一二%となっております。この事業に関しましては、大変重要なものが含まれているものばかりかと思いますが、昨今においては、令和元年度の年度末からは
新型コロナウイルス感染症の影響等々もあったことも影響しているのかなとも思いますが、この男女共同参画のこの事業に対して、執行率も含めて、市長のお考えをお示しをいただければ幸いでございます。
○市長(
村岡隆明君) 予算の執行率の低さに関しましては、非常にせっかく認めていただいた予算の半分ちょっとぐらいしか使っていないということでございますので、反省すべき点があろうかと思っております。
男女共同参画、これも非常に重要な、全庁的に取り組む必要がある部分でもございますし、新たなLGBTの考え方であったりとか、大きな枠での考え方等もございますので、継続してしっかり予算執行ができるように進めていきたいと思っております。
○六番(
遠目塚文美君) 次に、説明書の三十五ページ、地域医療対策事業についてお尋ねをいたします。
こちらにも事業の実績として、小林医療看護専門学校、令和元年度の入学者数が記載されております。西諸管内にこの専門学校ができ、大変喜ばれていらっしゃる生徒もいる一方で、なかなか
えびの市出身の方が三名という実績は少し少ない気もいたします。
市長、この小林医療看護専門学校には、
えびの市、小林市、高原町、二市一町でもしっかりと連携を図り、地元に医療人材をしっかりと確保できるようにということで、就職支援、支度金等々、そのほかにも助成などもいたしているところは承知しているところでございますが、もう少しこの人数というのもふえてもいいのかなという感想も持っております。
令和元年度のこの結果をもちまして、市長、どのようなお考えをお持ちかお示しをお願いいたします。
○市長(
村岡隆明君) 議員おっしゃるように、西諸地域で看護人材を残していきたいということで、
えびのも高原も
財政出動しているわけでございますが、
えびの市内の病院とのマッチングが少ないということでございます。当然、
えびの市出身の方で小林で働いていらっしゃるとか、そういった生徒はいらっしゃると思いますが、しっかり地元の病院とのマッチングがいくように、地元のニーズがまずはあるかないかというところもあると思いますけれども、しっかり
えびの市独自の制度もありますので、PRをしながら実績を上げていきたいと思っております。
○六番(
遠目塚文美君) 次に、五十七ページ、担い手対策推進事業についてお尋ねをいたします。事業の成果の中に、三、スマート農業推進事業が記載されております。令和元年度の決算時点では、補助対象者が四経営体ということでございますが、これからこのスマート農業というのは、基幹産業が農業の
えびの市にとっても大変重要な施策となってくるかと思います。
市長、決算を受けてのお考え、また、来年度当初予算に向けても反映されることかと思いますので、お考えをお示しをお願いいたします。
○市長(
村岡隆明君) 議員おっしゃるように、人口が減ってくる、担い手が少ない中で、こういった新たなスマート農業への対応というのは、いち早く進める必要があると思っております。ある程度、
えびの市にとりましては、早い段階から実績は残すことができたのかなと思っておりますが、しっかり、若い方だけではなくて、全体的にスマート農業が推進できるように、若い人たちだけが対象ということのイメージがつかないようにということも含めて、しっかり進めていきたいと思っております。
○議長(
北園一正君) しばらく休憩いたします。
休憩 午前十一時 〇分
開議 午前十一時 十分
○議長(
北園一正君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○六番(
遠目塚文美君) では次に、説明書の六十六ページ、上段になります、起業家支援事業についてお尋ねをいたします。
この事業につきましては、市長もかなり力を入れて取り組んでいらっしゃるものの一つかと認識しております。
平成二十八年度より地方創生推進交付金を活用して実施しておりますが、三か年というところでの
補助金だったと、交付金だったと認識しております。
今回のこの決算で、事業実績が上っておりますが、数だけで見るのではなく、様々な要素を加味して見なければならない、なかなか少し成果の見えづらい事業かとは思うのですが、ただ、その中でもコワーキングスペースの入居者数は、十六区画中五区画の入居、四
事業者ということで、半数にもまだ満たっていないというところで認識をしております。
今後もこの事業を継続なさっていくものなのかどうなのか、現在も進行中の事業でありますので、決算を受けての市長のお考えをお示しをお願いいたします。
○市長(
村岡隆明君) 当初は、コワーキングスペースの入居者、ここで入居料が入るわけでございますので、こういったもの等を数をふやすことで、独自の自主的な運営ができないかということで、当然、コワーキングスペースの入居者、今でも当然募集もしてふやす努力はしておりますが、結果としては、三番、四番にございます創業の相談であったりとか、マネジャーのほうで、直接コワーキングスペースには入らないものの、相談を受けながら起業に結びつけていくと、そちらのほうの成果が非常に大きくなってきておりますので、収入を得てというところはなかなか難しい現状もありますが、成果は出てきておりますので、引き続き、マネジャーのほうにはできればなるだけ収益が上がるような部分も検討していただきたいということで、二か月に一回ほどは直接会議等もしておりますので、最終的な目的である地元への起業の
活性化ということには、寄与はしているが、事業としては財政的にはなかなかカバーし切れていないという評価をしているところでございます。
○六番(
遠目塚文美君) では、次のページに移りまして、九十二ページの文化センター運営事業についてお尋ねをいたします。
文化センターに関しましては、以前は指定管理者の運営、その後、議会にて直営に戻していただきたいということで戻した経緯がございます。直営に戻ってからも、また、担当課の皆さん、職員の皆さん等々御尽力いただいている中かとは思いますが、説明の中を見ますと、平成三十年度と比べ二千八百十九人の減少、もちろん
新型コロナウイルス感染症の影響等も加味してというところは理解しているところでありますが、やはり利用者が減っていくというのは、喫緊の課題でもあるかと思っております。
指定管理者から直営に戻した経緯も含めて、市長、ただいまの文化センターの運営について、どのようなお考えをお持ちか、お示しをお願いいたします。
○市長(
村岡隆明君) 基本的に、教育
委員会のほうで管理していただいていると思っておりますが、今、議員のほうからもありましたとおり、
新型コロナウイルス感染症の影響等もありまして、指定管理者の管理のときと直営のとき、直接比較がまだしにくいところもございます。利用者の方であったりとかからは好評な意見等もお聞きしておりますので、しっかりそこら辺も見極めて、教育
委員会とはまだ相談していきたいと思っております。
○六番(
遠目塚文美君) ここまで決算について、市長のお考え等をお聞かせいただきましたが、これと関連してとなりますので、あわせてお尋ねをさせていただきます。
最初の、報告第十七号の令和元
年度えびの市
健全化判断比率について、今回監査委員からの意見書ということで提出をいただいておりますが、もちろん
決算書を受けての今回のこの提出でございますので、内容については、加味しているところでございますが、令和元年度においても、年度末におかれましては、
新型コロナウイルス感染症の影響等々が財政面でもあったのではないかということを懸念しております。
しかしながら、決算でありますので、当初の予算と比べてということでの判断比率ではないので、なかなかそのあたりは見えづらいことがあるかと思いますが、分かる範囲内で、この
健全化判断比率に対する令和元年度の結果を踏まえてのお考えというところをお示しをいただければ幸いでございます。
○市長(
村岡隆明君)
健全化判断比率、毎年公表させていただいておりまして、大きな負担ということは来ていないとは考えておりますが、当然、予想しない
新型コロナウイルス感染症の対応であったりとか、十分な国の財政支援等もまだ見えない部分もございますので、慎重な
財政運営というのは、今後もしっかりやっていかなくてはいけないと思っておりますし、市民サービスを支える上では、思い切った予算措置ということも当然必要になってくると思いますので、先ほども答弁いたしましたが、後年度のいろいろなシチュエーションを考えながら、慎重に、また大胆に予算執行する必要があろうかと思っております。
新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、まだ、当然元年度にも入っていると思いますけれども、今年年度のほうが影響は大きいと思っておりますので、しっかり見極めて、将来的には少し財政規模を縮小するような部分も検討していく必要は当然あろうかとは考えております。
○六番(
遠目塚文美君) 冒頭では、五議案と申し上げておりましたが、もう一議案通告をさせていただいておりました。大変失礼いたしました。
もう一議案が、議案第六十四
号令和二
年度えびの市
水道事業会計予算の補正(第一号)についてでございます。
九
月定例会の提案理由説明書のほうでお尋ねをさせていただきますが、今回、この事業費の中で計上されている中には、
豪雨災害による導水管保護の工事費も含まれているかと思います。
豪雨災害に伴う被災箇所の改修工事として理解しておりますが、この被災状況、また工事等は行われたものなのか、詳細についてお尋ねをいたします。
○
水道課長(
馬越脇浩君) まず、予算としてでございますが、今回の予算の中で、款、
水道事業費用、項、営業費用、目、排水及び給水費、この中に緊急避難的に工事を行った立替え分として一千万円ほど計上しております。それから、次の項目といたしまして、同じ項、特別損失、それから目、ここのところに保護工事として二千万円ほど大きなものとして上げております。それから、資本的支出の款、資本的支出、項、建設改良費、目、配水施設費、ここに、御承知かと思いますが、佐牛野橋が一部浸水をいたしまして、そこの
水道管が破損いたしました。そういった経費がここに六百万円ほど計上しております。予算としては、主なものはそういったものがございます。
それと、被害状況ですが、今申し上げた佐牛野橋、これが河川増水によりまして添架している配水管が破損いたしました。そしてこれによりまして一時断水が生じたものですけれども、翌日に架設工事を行いまして、給水の対応を速やかにいたしまして、架設工事は完了しております。
そして次に、取水施設といたしまして、導水管という大本の管路がございます。これにつきましては、先日の七月
豪雨災害、厳密には七月四日ですか、この豪雨によりまして、導水管が一部露出となっておりました。しかしながら、管工事協同組合へ速やかに災害協力依頼をいたしまして、現在では、豪雨あるいは台風にも耐え得るほどの保護工事をいたしております。
そしてその後、森林管理署に陳情にまいりまして、森林管理署も現地を視察されており、そして一部林道崩壊がありましたけれども、そちらも森林管理署のほうで復旧をしていただき、現在は通行ができる状況と、そういった概況となっております。
○六番(
遠目塚文美君) この議案に関しましては、所管される
委員会のほうでも、また、さらに審議されるものと理解しております。
大変失礼いたしました。全てで六議案の通告でございました。以上で、私の質疑を終了させていただきます。
○議長(
北園一正君) 次に、九番松窪ミツエ議員の発言を許します。松窪ミツエ議員。
○九番(松窪ミツエ君) 少しお時間を頂きまして質疑をさせていただきます。
今、発言をお許しいただきましたので、私は、一点だけでございます。議案第五十九
号令和二
年度えびの市一般会計補正予算(第十一号)、債務負担行為補正追加、日章学園九州国際高等学校生徒寮費助成事業一千八百万円、これは予算書では五ページ、説明書では二十三ページでございます。
先ほど、
遠目塚議員よりも二点の質疑がなされておりました。一点目は、
補助金の金額、対象者は日本人であるということ、それから、令和三年度の四月から入学してくる学生が対象であること、そして要望には、理事長が直接市長のほうにおみえになって要望されたという、二点を確認できました。ほかに質疑させていただきたい点がございますので、よろしくお願いいたします。
この理事長が要望におみえになったとき、ほかにも要望があったのではないかと思いますが、それは市長答弁と進捗状況報告書の中の三ページに吉留議員から六月の
定例会に対しての進捗状況がお示ししてございまして、そこにも野立て看板等の設置費用の支援も要望されたということが記述してございます。そのほかに、どのような要望がなされて、それの理屈づけとしては、どういうものであったのかお尋ねいたします。市長、よろしいでしょうか。
○市長(
村岡隆明君) 理事長以下、学校関係者の方が来られまして、書面での要望という形もあったところでございます。八個の要望がございまして、まずは、日章学園九州国際高等学校のPR用看板の設置のお願い、それから
えびの市のホームページ内でのバナー広告の貼り付け、それから
えびの市職員の名刺でのPR、
えびの市が実施している飯野高校の全国募集活動への参加、全国各地で行われるガイダンス及びその職員旅費に対する補助、成績優秀者への奨学費補助、寮生に対する寮費の一部補助、通学生への通学補助、飯野高校とともに広報費の一部補助といった形で要望をいただいたところでございますが、その後、予算計上が必要でないところもございましたし、予算が必要な部分といたしましては、今回提案をさせていただいている寮費の二分の一補助というところで提案をさせていただいているところでございます。
○九番(松窪ミツエ君) 八項目ほどの要望を受けられて、今回、寮費のみを計上したと、相当吟味されたところではあると思いますけれども。
それで次に行きます。その八項目の理由の中で、これは議会運営
委員会のほうで、竹中議員の質問もございまして、
財政課長からの説明もございまして、一人二万五千円ということを御説明いただきました。これは三年かかって一千八百万円、一年六百万円ということでございますが、この
定例会で決定がなされた場合、来年の四月から学生が入学されたとして、数は今のところ分かりませんけれども、ここに来年、もし二十人だったら六百万円、二人だったら六十万円になります。これは、ここの支出の仕方といいますのは、決定されたものと確定されて出されるものの違いがあるかと思うのですが、そこすごく予算のほうにも影響してくると思うのですが、そこのお考えをお示しいただきたいと思います。
○市民協働課長(大木場操君) 支給に関しましては、一応実績に基づきまして支出するということにいたしているところでございます。
○九番(松窪ミツエ君) 確認いたします。この六百万円がその年全額支給されるということではなく、実績として寮に入所していらっしゃる方の数のみということで理解してよろしいですね。(発言する者あり)
はい、分かりました。
それで、この要望書を出されたときに、学校側もいろいろな裏づけといいますか、理由とかの説明もあったと思うのですけれども、ここら辺は特段どういうものがあったのかお尋ねいたします。
○市民協働課長(大木場操君) 現在、
えびの市に在住する教職員ということで二十六名でございます。それに留学生を含んだ在学生を百四十名として計算をしたところ、学生食堂の食材やガス代、水道料、また施設の維持管理費用などの費用に加え、日々、生徒の買物の費用やタクシー代等が年間で約一億円を超えるということで試算をされているところでございます。
○九番(松窪ミツエ君) 今、経済的波及効果といいますか、それの御説明があったということで、向こうがお示しになったこの一億二千万円程度の積算、これは市のほうでは検証されたものかどうかお伺いします。
○市民協働課長(大木場操君) 一応、学校側のほうには確認をしたところいでございまして、この数字につきましては、過去三年間の実績に基づいて算出した額ということで確認をしているところでございます。
○九番(松窪ミツエ君) 現在の寮に在学していらっしゃる学生は三人いらっしゃるとお聞きしております。来年度、どのような取組を学校側とされていくのか、そういう姿勢をお示しになったのか、市長にお尋ねいたします。
○市長(
村岡隆明君) 当然、今の
タイミングで予算計上させていただきましたのも、この予算を認めていただければ、学園側としても寮費の二分の一助成が
えびの市からありますということでPRができるということでございますので、そういったことも含めて新しい学生の確保に向けては頑張っていきたいというところは示されたところでございます。
○議長(
北園一正君) そのまま休憩いたします。
休憩 午前十一時三十三分
開議 午前十一時三十三分
○議長(
北園一正君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○九番(松窪ミツエ君) 今、注意を受けましたので、そういたします。
一点だけお尋ねいたします。この予算説明書の中で、説明の中に、日本人に対して寮費の助成を行うものという、それは明記してございませんけれども、それには何か理由がありますでしょうか。
○市長(
村岡隆明君) まずは、中国からの留学生に関しましては、こういった市からの補助をしなくても、十分向こうでは生徒が集まっているということと、学園側の要望として、やはり日本人の学生がいなくなるということになりますと、高校ということの存続にもつながってくると、専門学校という形になるおそれもあるということで、何とか日本人の学生の確保をしていきたいということもございましたので、日本人の子どもへの支援ということに限定をさせていただいたところでございます。
○九番(松窪ミツエ君) ここに明記がなかったということは、今の御説明で理解してよろしいですね。(発言する者あり)
はい、分かりました。
私の質疑は以上で終わらせていただきます。
○議長(
北園一正君) ほかに質疑の通告はありません。
以上で質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております報告第十七
号令和元
年度えびの市
健全化判断比率について、報告第十八
号令和元
年度えびの市
資金不足比率については、以上をもって終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第四十九
号えびの市
名誉市民の称号を贈ることについて、及び議案第五十
号えびの市
名誉市民の称号を贈ることについては、議会運営
委員会の決定のとおり、
会議規則第三十六条第三項の規定により、
委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
北園一正君) 御異議なしと認めます。よって、
委員会への付託を省略することに決定いたしました。
議案第四十九号及び議案第五十号について、これより討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
北園一正君) 討論なしと認めます。以上で討論を終結いたします。
これより採決に入ります。議案第四十九
号えびの市
名誉市民の称号を贈ることについて、及び議案第五十
号えびの市
名誉市民の称号を贈ることについて、以上二件を一括採決いたします。
本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
北園一正君) 御異議なしと認めます。よって、本案は、いずれも原案のとおり可決されました。
これより付託を行います。ただいま議題となっております議案第五十一号から議案第五十八号まで、議案第六十号から議案第六十五号まで、及び認定第二号から認定第七号まで、以上二十件につきましては、議席に配付しております議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任
委員会に付託いたします。
お諮りいたします。議案第五十九号につきましては、議席に配付いたしております
予算審査特別委員会の設置についてのとおり、議長を除く全員をもって構成する特別
委員会を設置し、これに付託の上、審査いたしたいと思います。
なお、当該特別
委員会の設置につきましては、付託案件の本会議採決をもって終了することといたします。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
北園一正君) 御異議なしと認めます。よって、お諮りのとおり、議案第五十九号は、
予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。
この際、お諮りいたします。ただいま設置されました特別
委員会の正副委員長は、
委員会条例により互選することになっておりますが、この手続を省略し、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
北園一正君) 御異議なしと認めます。よって、互選の手続を省略し、議長において指名することに決定いたしました。
それでは、申し合わせに基づき、正副委員長を指名いたします。
予算審査特別委員会委員長に
遠目塚文美議員、副委員長に
中山義彦議員を指名いたします。
お諮りいたします。認定第一号につきましては、議席に配付いたしております決算審査特別
委員会の設置についてのとおり、議長及び議会選出監査委員を除く全員をもって構成する特別
委員会を設置し、これに付託の上、審査いたしたいと思います。なお、当該特別
委員会の設置につきましては、付託案件の本会議採決をもって終了することといたします。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
北園一正君) 御異議なしと認めます。よって、お諮りのとおり認定第一号につきましては、決算審査特別
委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。
この際、お諮りいたします。ただいま設置されました特別
委員会の正副委員長は、
委員会条例により互選することになっておりますが、この手続を省略し、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
北園一正君) 御異議なしと認めます。よって、互選の手続を省略し、議長において指名することに決定いたしました。
それでは、申し合わせに基づき、正副委員長を指名いたします。決算審査特別
委員会委員長に
遠目塚文美議員、副委員長に
西原義文議員を指名いたします。
日程第二、今期
定例会において受理した陳情は、議席に配付しております陳情文書表のとおり、所管の常任
委員会に付託いたします。
以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
お諮りいたします。明日九月三日から十四日までは、
委員会審査のため休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
北園一正君) 御異議なしと認めます。よって、お諮りのとおり休会することに決定いたしました。
次の本会議は、九月十五日午前九時三十分から開き、
一般質問を行います。
本日は、これをもって散会いたします。
散会 午前十一時四十二分...